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みゆき大祭☆開催☆

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佐賀県神埼市神埼町3丁目 櫛田宮では2年に1度の大祭を行います。

これを『みゆき大祭』と称します。

その『みゆき大祭』が今年開催されます!!

日時 30年3月31日(土)

   【お下り】 午後6時に神遷しの神事が始まり、

         行列が午後7時に櫛田宮本社出発

         二丁目東馬場を通り、午後9時頃に

         御旅所である下の宮へ到着します。

   30年4月  1日(日)     

   【お上り】 午後1時より3丁目の町並みを櫛田宮御本社

         に向かって約3時間かけて練り歩きます。

         到着後には本殿で神遷しの後、春祭の神事

         が厳粛に行われます。

4月1日(日)は第79回櫛田の市12時~16時まで同日開催されます。

ぜひお越しください。

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『みゆき大祭』

この大祭は七百五十年ほど昔から※①神埼庄(かんざきのしょう)あげての神事として、その昔には※②勅使下向(ちょくしげこう)もあったと伝えられています。藩政時代には祭典に要する費用は神埼郡内の反別に割り当てられ、明治維新以降は神埼町民によって伝統を守り続けられてきています。

※①神埼庄・・・現在の神埼市からみやき町までにまたがる大荘園

※②勅使下向・・・天皇の使いがくること

 

1日目・・・【お下り】午後六時に神遷し(かみうつし)の神事が始まり、「おくだり」の行列は同七時に櫛田宮本社を出発。二丁目東馬場を通り、同九時過ぎ頃に御旅所である下の宮へ到着します。

 

2日目・・・【お上り】御神輿は、その夜は下の宮に一泊し、次の日の午後1時より、三丁目の町並みを櫛田宮御本社に向かって約三時間をかけて練り歩く「おのぼり」があります。到着後には本殿で神遷しの後、春祭の神事が厳粛に行われます。

 

他にも少年剣道・高志狂言・謡曲・仕舞・舞踊等が境内・能舞台等で行われ、露店の並びでも夜遅くまで賑わいます。

 

≪行列の概要≫

先頭が、※③太神楽(だいかぐら)を先払いとし、今年は※④壱組から※⑤締元行列などが続きます。

行列の最後尾には台車に乗せた五台の御神輿(おみこし)がゆかりある人々によって引かれ、行列は数百メートルにも及ぶ六百~八百名の大行列であり、櫛田宮拝殿に掲げられた安政五年の祭典絵馬額(県重要文化財指定)そのままの祭典絵巻が目の前に再現されます。

※③太神楽・・・今回は神埼町尾崎東分地区が担当、県重要無形民俗文化財指定

※④壱組・・・町内を四組に分けたうちの一番目、同町一丁目・駅通り・出来町・

       平ヶ里・駅ヶ里の各地域

※⑤締元行列・・・別名「奴(やっこ)さん」や女児の「八乙女(やおとめ)」、

         市重要無形文化財指定

 

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これらの祭典行事は櫛田宮が『肥前國神埼御荘総鎮守』『九州大社』と称されていた時代を偲ばせるものであり、昭和四〇年代までは観衆や参拝者で町中は身動きできないほどで『西の唐津くんち東のみゆき大祭』とも評されていました。

現在も県内有数の祭典行事として、佐賀県東部はもちろん地域より多数の信仰篤い方々が詰めかけています。